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料理

天ぷら―具材でカロリーが違うのは誤差の範囲内?

投稿日:2017-11-30 更新日:

天ぷら

天ぷらは和食の代表格で、調理自体は簡単ですし(もちろん上手に揚げるのは難しいですが)、その具材の豊富さもあって、家庭でもよく作るかもしれません。また天丼や天ぷらそばといった天ぷらを使ったメニューがさまざま展開されてますから、食べる機会の多い食べ物でしょう。

天ぷらは油で揚げますから、やはりカロリーが気になるところです。天ぷらはどのくらいカロリーがあるのでしょうか?また、天ぷらを食べるときにできるちょい減カロリーのアイデアも考えてみましょう。

天ぷらのカロリー

天ぷらの具材別カロリーを「天丼てんや」のメニューで比較してみましょう。

活〆穴子 113
海老 71
いか 71
ほたて 68
れんこん 51
まいたけ 96
さつまいも 90
なす 61
かぼちゃ 66
いんげん 29

タンパク質である穴子、海老、イカ、炭水化物であるイモ類のサツマイモが高くなるのはイメージがあると思いますが、特筆すべきはまいたけです。

まいたけ等のキノコ類は一昔前にはカロリーゼロとされているほど、低カロリーの食材です。マイタケは生の状態で100gあたり15キロカロリーです。

そのマイタケの天ぷらのカロリーが、食材自体のカロリーも高く、重量も重いと思われるサツマイモを超えるカロリーになっています。
その理由は何でしょうか?

天ぷらのカロリーは表面積に比例する

天ぷらのカロリーは、特に野菜の場合は半分以上が油のカロリーです。これは衣が吸収する油の量が大きく関係しています。

つまり、天ぷらのカロリーは衣の量に比例している、といえます。

それでマイタケはカサの部分に衣がたっぷり付きますから、特にカロリーが高くなる、ということになります。

ただし、これは天丼用のサイズ、つまり1品ずつの食材が比較的小さいために、油のカロリーの比率が高くなり差が大きく出やすいからです。

他のうどんチェーン店のカロリーを見てみると、カロリーが逆転するところもあります。
これはサイズが大きいと食材自体のカロリーの比率が増えてきて、衣と油のカロリーの比率が下がってくるためだと思われます。

それでも傾向として、衣がつく表面積に比例してカロリーは高くなる、ということはあります。

低カロリーの野菜だから肉より食べても安心、とはいかない程度の差、と覚えておきましょう!

天ぷらのちょい減カロリー:大ぶりに切る

さて、天ぷらのちょい減カロリーのアイデアですが、「作る時には具材を大きく切る」です!

同じ量を2つ揚げるより、大きく1つにすると表面積が減り、衣の量が減らせます。
これをさらに大きく切るなら、食べごたえもありますし、油を余計に摂る心配もありません。

ただ、大きいと火の通し方が難しい、というデメリットがありますので、単に大きくすれば良い、ともならないのが悩みどころです。

また、外食するときにも、その表面積を意識するとカロリーの数値が見えなくても、その中でカロリーが高いか低いかがおおよそ予想が付きます。
ぜひ参考になさってください!

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