バター―実は油脂の中では低カロリー
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バターは油脂の中でも風味が強く、料理に使われることも多い食材です。ただ、最近は高級品になってきて、マーガリンで代用する方も多いかもしれません。
バターは油脂ですから、カロリーが相当なものだというイメージがあります。実際、バターにはどのくらいのカロリーが含まれているのでしょうか?また、バターを使う時のちょい減カロリーのアイデアも考えてみましょう。
バターのカロリー
バターは100gあたり745キロカロリー、無塩バターだと100gあたり752キロカロリーです。
よく単位として使われる大さじ1は12gなので、89キロカロリーになります。
他の油脂は植物性でも動物性でも、100%油脂だとカロリーは100gあたり921キロカロリーとなっています。
バターの場合は牛乳から作っているので、水分が残っていますし、タンパク質と炭水化物もわずかに含んでいます。それで、他の油脂より低いカロリーの数値が出ています。
カロリーの点から見れば、他の油脂よりもバターを使った方がメリットがある、ということになります。
でも、「バターは健康に悪いからマーガリンにしよう」という意見を聞いたことはないですか?
値段のこともありますが、動物性脂肪のバターは敬遠され、植物性脂肪のマーガリンに人気が集まりました。
動物性脂肪=絶対悪とは限らない
では、今でもバターは体に悪い食べ物といわれているのか、というと、少し見方が変わってきています。
バターは単なる油と違って、タンパク質やビタミンなどの栄養も含んでいるので、取りすぎない適切な量であれば、むしろ体に有用な油脂といえます。
さらに最近ではトランス脂肪酸の問題も多く取り上げられています。トランス脂肪酸は特にマーガリンのような水素添加によって製造される油脂に含まれていますので、マーガリンの方が今や悪者になってきています。
個人的には、発表されている通り日本人は元々摂っていないものなので、気にしすぎることはないと思ってます。結局、トランス脂肪酸を取らない、ではなく、代わりの脂肪は何かを考えてしまうと、油の摂り過ぎのカロリーオーバーを見逃す可能性がありますので。
ちなみに、トランス脂肪酸は反すう動物も生成しますので、バターにも微量ですが入っちゃってますので、ご留意を。
バターのちょい減カロリー:風味づけに使う
さて、バターのちょい減カロリーアイデアですが、「風味づけに最後にちょっとだけ加える」というものです。
バターは香りが強くて、食欲をそそり美味しく感じます。カロリーカットのバター風味マーガリンというのもありますが、それでは味気ないので、バターを活かす方法を考えたいところです。
それで、バターを完全に料理の中に沈めるのではなく、外にまとわせるだけにすると、量も少なく済みますし、香りや味を楽しむこともできます。そのために、完成後に少量乗せたり、加熱後に絡めたりすることができるかもしれません。
ぜひお試しください!
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執筆者:konjourney
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