餅―ボリュームを活用して満足感を
投稿日:2017-05-15 更新日:
お餅は日本人にとって特別な食べ物です。古くからお正月はもちろんですが、お祭りや季節の行事に欠かせない特別な食材でした。
また、有名なお寺や神社の周りではお餅が有名なところもありますが、旅してきて疲れた人を力づけるためにお餅が一番よかったのでしょう。お餅を入れたら力うどんとも呼ばれますし、パワーをつけたいときにも食べられるものです。
お餅はずっしりとボリュームがあるので、カロリーも多いかも…とダイエットしているとお餅を敬遠する方も多いのではないでしょうか?実際、お餅のカロリーとはどれくらいあるのでしょうか?また、お餅を利用したちょい減カロリーアイデアとは?
餅のカロリー
餅は100gあたり234キロカロリーです。
ちなみにもち米は炊く前で359キロカロリー、炊いた後で202キロカロリーです。
また、普通の白米(うるち米)では、炊いた後で100gで168キロカロリーです。
ですから、白米<もち米<餅、という順番になります。
白米ともち米は、炊く前はほとんどカロリーが変わりません。
それでも差が出た原因は、炊く時の水の量がもち米の方が少なくて済むことから分かる通り、炊けた後の重量あたりで比べると、水分の割合が少ないもち米が多くなります。
もち米と餅の差ですが、餅はもち米を蒸してからつきます。水分をヒタヒタにして炊くのと、水蒸気で蒸し上げるのでは、吸収できる水分の差があることは想像できますよね。
実際、水分の割合で比べると8%の差がありますので、それがカロリーの差となって表れています。
餅は何と食べるかの組み合わせがポイント
お餅は食べ方が豊富にあります。お雑煮、おしるこ、きなこもち、いそべもち、からみもち、さらには、おでんにもち巾着なんて使い道もあります。
カロリーを考える上で、お餅のカロリー以上に、何と食べるかを考えなくてはなりません。
お汁粉やきなこは砂糖が入るので、カロリーは上がってしまいます。一方、いそべもち(海苔)やからみもち(大根)はトッピング自体ヘルシーですから、追加のカロリーは少なくて済みます。
お雑煮は家庭の数だけ種類があると言われますから、これも中に何を入れるかで差が出ます。とはいえ具は少しずつですし、肉と野菜と入れれば主食兼おかずになりますから、むしろしっかり具材を入れてボリュームのある椀物にした方が、一食で考えるとカロリーダウンが可能かもしれません。
お餅のちょい減カロリー:野菜(多め)と組み合わせる
さて、お餅を食べるときにちょい減カロリーアイデアですが、「野菜を積極的に取り入れよう!」です。
お餅はご飯と同じく、それ自体に味があるわけではなく、何かと食べるのが基本でしょう。でも、お餅自体に個性がない分、何にでも合うというのも、ご飯と一緒です。
ただ違う点は、お餅はずっしりと重みがあり、しっかり噛まないとならないです。わかりやすく言い換えれば、ボリューム感があります。
なので、お餅自体のボリューム感を活かせば、お肉や油を加えなくても物足りないことがなく、満足・満腹にできます。
それで合わせるものを野菜中心に考えてみましょう。先述の中なら大根おろしのようにさっぱりしたものもよいですし、雑煮の定番、小松菜やサトイモなどお餅と歯ごたえの違うものがあるとよいかもしれません。
お餅は日本人にとって大切な主食の1つですから、なんとなくのイメージで敬遠することなく、正しい知識を持って日常の食卓に加えてみましょう!
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執筆者:konjourney
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