大根―日本一食べられる野菜は低カロリー
投稿日:2017-05-08 更新日:
大根は日本人に愛されている野菜です。厚生労働省によると、野菜の中で一番食べる量が多いのが大根だそうです。
そんな食卓にしょっちゅう出てくる大根ですが、カロリーはどのくらいあるのでしょうか?また、身近な大根を上手に使うちょい減カロリーアイデアとは?
大根のカロリー
食品標準成分表に載っている大根の100gあたりのカロリーは次の通りです。
大根・根・生…18キロカロリー
大根・根・ゆで…18キロカロリー
大根・葉・生…25キロカロリー
水分が多い大根は、加熱してもカロリーは変わらないようです。
大根おろし…34キロカロリー
大根おろし汁…11キロカロリー
大根おろしは汁(水分)と分かれるので、カロリーが少し高くなります。
切干大根・乾…301キロカロリー
切干大根・ゆで…19キロカロリー
切干大根は生の状態で95%あった水分が8%まで乾燥させますから、カロリーも見た目は上がりますが、ゆでると再び水分が95%まで戻ります。
また、漬物についても見てみましょう。
ぬかみそ漬け…30キロカロリー
たくあん(干しだいこん漬け)…27キロカロリー
べったら漬け…57キロカロリー
みそ漬け…78キロカロリー
福神漬け…136キロカロリー
大根の漬物も、水分がどのくらい残っているのかで変わります。生に近い食感はカロリーが低い、くらいに覚えておきましょう。
大根料理は日持ちのするものに
さて、冒頭の「日本人が一番食べている野菜」という調査は、ある1日について数万人の食事を調査したものです。
この調査によれば、実は大根は「一番多く量を食べられた野菜」なのですが、「食べた人数が多かった野菜」はニンジンで、大根は3位でした。
どういうことかというと、大根といえば煮物ですが、一回に食べる大根の量が多いので、その調査した人たちの食べた量を合計するとトップに立ちます。
一方、1位ニンジンや2位玉ねぎは、色付けや味出しにちょっと足すことも多いので、1人あたりの摂取量が少ないですが、多くの人がその1日のうちのどこかで口にしていた、というデータになっています。
逆に言うと、大根は煮物など調理に時間がかかるので、毎日は料理しづらい野菜であるということです。
煮物はたくさん作ると美味しいと言われていますし、一晩経つと味も染みますから、一度に作る量を少し多めにして、毎日摂るようにできれば、低カロリー食材「大根」を食卓に活かすことができます。
大根のちょい減カロリー:ぜひ生で!
さて、大根のちょい減カロリーアイデアですが「生で食べるレシピを増やそう!」です。
というのは、大根は定番の煮物でも甘味が不可欠です。味付けが薄いとイマイチ美味しくないと感じてしまいます。
また、大根の他のレシピでも肉の脂を合わせることが多いです。大根と油(脂)は相性が良いので、肉との組み合わせが多いのですが、カロリーが気になるときは、あまり気が進まないかもしれません。
生の大根だと、噛みごたえがありますし、例えばサラダならノンオイルのドレッシングなどは何種類も出ていますから、低カロリーで好きな味付けも可能になります。
大根おろしの場合も、砂糖などの甘味をわざわざ足したいとは思わないでしょう。その大根のさっぱりとした風味と味の絡みやすさを生かすなら、料理全体の味付けもいつもよりカロリーを減らせるかもしれません。
ぜひ大根の活動の幅をドンドン広げていきましょう!
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執筆者:konjourney
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