豚バラ肉―見た目の通り脂のおかげで高カロリー
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豚バラ肉は、豚肉の中でも脂身の旨みと赤身の旨みを両方楽しめる部位です。炒めものにはスライス、焼肉には厚切り、煮物にはブロックで、と形状も色々な豚バラ肉は、家庭でも出番の多いことでしょう。
でも豚バラ肉は見た目の通り、脂が多いのでカロリーも多いはず…というイメージがありますが、実際のカロリーはどのくらいになるのでしょうか?また、豚バラ肉のちょい減カロリーアイデアも考えていきましょう。
豚バラ肉のカロリー
豚バラ肉は脂身つき100gあたり395キロカロリーです。
これだけ見ても高カロリーであることは分かりますが、具体的に豚肉の他の部位とは、どのくらいの差があるのでしょうか?
豚肉の部位別カロリーを見てみると…(生・脂身つき100gあたり)
ばら | 395 |
かた | 216 |
かたロース | 253 |
ロース | 263 |
もも | 183 |
ヒレ | 130 |
豚ばら肉は圧倒的なカロリーですね…脂身つきで比較してるのですが、やはり脂の量が多いということですね。
面白いことに、日本食品標準成分表の「ぶた」の項目では、「かた」「かたロース」「ロース」「もも」については脂身つきと赤身だけと脂身だけと分けて、それぞれのデータが公表されていますが、「ばら」には脂身つきしかありません。
つまり、豚ばら肉は重なり合う脂身と赤身を完全に分離して考えることができないことを表わしています。それで、この豚バラ肉のカロリーは受け入れるしかありません。
豚バラ肉の脂を落としてカロリーダウン
豚バラ肉には脂が多いので、カロリーだけでなく味の面からも、適度に脂を落としたいところです。
脂を落とすための主要な方法の長所・短所を見ていきましょう。
・ゆでる
ゆでると溶け出た脂が水に浮きますから、自然に浮かんできた脂を取ればいいだけになります。
高温にはなりませんから、溶け出る脂の量は限界があります。
・焼く
焼くときは高温ですから、脂がどんどん出てきます。それをこまめに拭き取らなければなりません。…と思ってる方も多いはず!
しかし、実は脂を残している方が、脂が液体なので熱を伝えやすくなり、肉の脂をどんどん溶かし出してくれます。
ですから、私としては焼いてから拭く!が一押しです。
・蒸す
薄切りの場合は蒸すのもよいです。ゆでるのと違って、旨みを水に逃がさなくなるので、肉本来の旨みを残して食べられます。
もちろん、落ちる脂の量はそれほど多くはありませんが…
・脂身を取る
一番効果的、かつ簡単な方法は、豚バラ肉の脂身を切り取ってしまうことです!
豚バラ肉は先述の通り、脂身と赤身を取り分けることができませんから、皮下脂肪の厚い脂身を少し取り除いても、味気なくなることはありません。
ただ、脂身が魅力でばら肉を使おうというのに、脂身を切るのはあまりにもったいない…という気持ちになるかもしれません。
豚バラ肉のちょい減カロリー:脂をうまく料理全体に回す
さて、豚バラ肉のちょい減カロリーは「豚バラから出る脂を料理に活用しよう!」です。
煮物に脂が加わるとコクが出ます。煮物の定番・大根は油・脂に出会うと大根の臭みが消え、格段に食べやすく、かつ旨味がアップします。豚バラ肉自体は浮いた脂を取りつつ煮込めば、カロリーダウンが可能です。
炒め物も、炒め油を使わず、豚バラ肉からの脂だけを使うと、炒め油の節約でちょい減カロリーですし、ラードで炒めてるわけですから、その風味とコクは十分です。
豚バラ肉は旨みの塊です。ぜひ賢くカロリーカットしながら、使っていきましょう!
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執筆者:konjourney
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