豆腐－量にさえ注意すればカロリー減！

糖質制限が流行っている関係で豆腐ダイエット、例えば主食代わりに豆腐を食べるという人が増えているそうです。それでカロリーの面から見ると、豆腐はどのような食材でしょうか？

豆腐自体は低カロリー

 

まず豆腐のカロリーを見てみましょう、といっても絹ごしと木綿で大きく違います。

木綿豆腐…72キロカロリー
絹ごし豆腐…56キロカロリー　（どちらも100gあたり）

一丁は300gで計算すると
木綿豆腐…216キロカロリー
絹ごし豆腐…168キロカロリー　となります。

この2つの差は、作る工程の違いによる水分量の差とみられます。絹ごし豆腐は豆乳を固めただけ、木綿豆腐は固めた後、脱水するので、同じ分量で比べると水分を抜いた木綿豆腐が高くなります。

食べやすいからこそ量に注意！

豆腐は冷奴、湯豆腐のようにシンプルな食べ方でも、麻婆豆腐のようなメイン料理、鍋物やみそ汁など幅広く活躍の場がある便利な食材です。それは豆腐の味があっさり淡白で、なめらかな食感でスイスイ入って行くからでしょう。

その食べやすさが豆腐の注意すべきポイントです！特にご飯代わりにするダイエット方法を紹介するサイトを見ていくと、「ご飯の代わりに豆腐半丁～一丁」と書いてあります。一丁が300gとしたら木綿豆腐で200キロカロリーを超えます。

糖質制限が目的であればカロリーはあまり気にしなくてよいのかもしれません。ただ単純比較すれば、ご飯の茶碗に少なめの一膳より豆腐一丁の方がカロリーが高くなる、という点はこのサイトの目的としては押さえておきたいです。

豆腐は水分が多く噛みごたえもないので、満腹感は感じにくい食材です。カロリーという観点からは、豆腐なら低カロリーだからご飯よりも多く食べられる、ということにはなりづらいと思います。

何にせよ食べ過ぎると栄養の偏りが出ますので、どんなに良い食材でもほどほどにしましょうね。

参考：大豆イソフラボンの過剰摂取について

大豆イソフラボンの過剰摂取について注意喚起がなされていますが、基本的にサプリメントによる過剰摂取が問題となっています。豆腐など大豆製品を食べる場合には吸収率が関係してきますので、あまり気にしなくてよいようです。もちろん、度が過ぎると良くありません。

豆腐でちょい減カロリー：料理のレパートリーを増やそう！

ご飯に置き換えるのはすでに行われていることなので、それ以外で…と考えてみますと、ご飯（主食）だけでなく肉のかさ増しに豆腐を使うことも多いですよね。ハンバーグなんかは代表的です。

見た目ほとんど変わらず。

そこで肉や魚のボリュームアップにもっと使えないか、と考えてみましょう。例えば…

豆腐カツ

水切りをした豆腐に衣をつけて揚げる。豆腐に薄切りの豚肉を巻き付けると、よりトンカツの満足感に近づきます。

豆腐のホワイトソース

小麦粉とバターの代わりに豆腐を牛乳と混ぜ、コンソメや塩コショウで味を調えるだけ。豆腐によって粘り気が出るので加熱が不要というところも楽です。

この2つのレシピは検索すると、かなりの数が投稿されていますから、味が完全に劣るダイエットのためだけの料理というわけではなさそうです。

完全に食卓から肉を無くす、というのも味気ないものです。「全部肉より断然低カロリー！」とポジティブに考えて、気分よく美味しく食べましょう！