せんべい―固いせんべいでゆっくり食べましょう

せんべいは日本の歴史の古いお菓子です。さまざまな種類があり、好みのせんべいが決まっている方も多いでしょう。

せんべいといえばお米で作られていますから、カロリーもありそうです。でも、軽いから意外と低カロリーかも…？

実際のところ、せんべいのカロリーはどのくらいあるのでしょうか？また、せんべいのちょい減カロリーアイデアも合わせて考えてみましょう。

せんべいのカロリー

食品標準成分表には、数種類のせんべいのカロリーが載っています。

揚げせんべい…465キロカロリー
しょうゆせんべい…373キロカロリー
南部せんべい（ごま）…431キロカロリー（すべて100gあたり）

ご飯が100gあたり168キロカロリーですから、重さの感覚の大きな違いがあるとはいえ、半分の量で同じカロリーを摂っていることになります。

市販のせんべいのカロリー

次に、せんべいメーカーとして代表的な亀田製菓で1枚のカロリーを見てみましょう。

まがりせんべい…1袋2枚　50キロカロリー
手塩屋…1枚　56キロカロリー
ぽたぽた焼き…1袋2枚　53キロカロリー
サラダうす焼…1パック（31g）133キロカロリー
ハッピーターン…1個　21キロカロリー

他のメーカーも見てみると

越後製菓　越後厚焼…1枚　68キロカロリー
岩塚製菓　黒豆せんべい…1枚　78キロカロリー
岩塚製菓　味しらべ…1袋2枚　35キロカロリー

1個、1枚という単位で見ていくと、10～20gなので、ご飯１杯と比べるなら、2つ3つと手を伸ばさなければ、せんべいのカロリーはそれほど高くない、ということが分かります。

「せんべい」と「おかき」の違い

ところで同じ米菓と呼ばれる、「せんべい」と「おかき」にはどんな違いがあるのでしょうか？

この記事では使い分けていますが、基本的には原料が「うるち米」と「もち米」の違いです。（うるち米とは、普通に食べているお米のことです。）

せんべいの中には、南部せんべいのように小麦粉を使うものもあります。

カロリー的には…

あられ（小型のおかき）　100gあたり381キロカロリー

ですから、「せんべい」と「おかき」には違いはほとんどありません。
ただ、「せんべい」にも「おかき」にも揚げているものがあり、揚げるとカロリーが一気に上がりますので、調理法については注意が必要です。

せんべいのちょい減カロリー：できるだけ堅いもの

さて、せんべいを食べるときのちょい減カロリーのアイデアですが「できるだけ堅いせんべいを食べよう！」です。

噛む回数が増えると満腹中枢が刺激され、どうしてもゆっくり食べることになるので食べた実感も大きいです。

せんべいは、そのものは軽いので、やわらかいとたくさん食べられる気になります。また、大袋で買っていると、無意識に次を手に取る、という連鎖反応も起こりやすい状況です。

でも、お腹で膨らみ腹持ちの良いお菓子です。そこを有効活用するためにも、硬いせんべいで物理的にゆっくり食べるようにしましょう！