ちくわ―低カロリー食材は薄味に
投稿日:2017-07-18 更新日:
ちくわは魚肉のすり身を焼いたもので、ヘルシーな食材のイメージがあると思います。
また、ちくわは調理加工がしやすいので、お弁当やちょっとしたおかずなど、冷蔵庫に入れておくと便利な食材でもあります。
では、ちくわは実際、カロリーはどのくらいあるのでしょうか?また、ちくわを利用したちょい減カロリーアイデアを考えてみましょう。
ちくわのカロリー
食品標準成分表によると、焼きちくわの100gあたりのカロリーは121キロカロリーです。
これは魚の代表格と比較すると
たい…142キロカロリー
たら…140キロカロリー
さけ…133キロカロリー
かれい…95キロカロリー
まぐろ(赤身)…125キロカロリー
さんま…310キロカロリー
さば…202キロカロリー
脂の乗った青魚系より低カロリーは当然ですが、あっさりとした白身魚と比較しても低いカロリーになります。
これは、ちくわはスケトウダラなど白身魚のすり身に加え、つなぎにでんぷんや卵が使われるためです。
ちくわ1本のカロリー
家庭用の小さいちくわ(4,5本入りで売られるようなちくわ)の場合、1本約20gで、20~25キロカロリーになります。
おでんに入っているような大きいちくわは1本120~200gなので、140~250キロカロリーほどになります。
ちくわの塩分は食べすぎ注意レベル
ちくわは低カロリーですが、気を付けるべき点もあります。
それは塩分です。塩はすり身製品には必要不可欠で、すり身に粘り気を出し結着させる役割があります。
ちくわは100gに2.1gの食塩相当量のナトリウムが含まれています。小さいちくわ1本なら約0.5gです。
これを多いと見るか少ないと見るかは、「ちくわをどうやって食べるか」にかかってきます。
ちくわの塩分を利用して、少し塩分を加減していればよいのですが、普通の魚と同じように味付けてしまうと塩分の摂り過ぎになります。
例えば、ちくわを生でしょう油やマヨネーズを付けたりするとき、意識して減らしているでしょうか?
他の生鮮食材と一緒に煮物にするときは調味料を減らすのがさらに難しいです。
ちくわは食材ではなく、加工食品であることを忘れないようにしましょう!
ちくわのちょい減カロリー:美味しいちくわをちょい足しで
さて、ちくわを使ったちょい減カロリーアイデアですが、「美味しいちくわをちょい足ししてボリュームアップさせよう!」です。
例えば、野菜だけの煮物よりタンパク質であるちくわが入った方が、ボリュームが出て、物足りなさも少なくなります。
ただ、周りの味に消されてしまって、「ちくわの形をした何か」になってしまうと、ちくわを使う意味が無くなってしまいます。
ちくわには、生で食べるのに適したちくわ、煮るのに適したちくわ、など様々なタイプがあります。ちくわの特徴をとらえて、低カロリー食材として賢く使っていきましょう!
スポンサーリンク
執筆者:konjourney
関連記事
-
手羽先は名古屋メシでも有名ですが、安価な部位ですし、味もよくダシも出やすいので、家庭でもよく使う方も多いお肉です。 手羽先はカロリーはどのくらいあるのでしょうか?他の鶏肉の部位と比べると、手羽先のカロ …
-
お餅は日本人にとって特別な食べ物です。古くからお正月はもちろんですが、お祭りや季節の行事に欠かせない特別な食材でした。 また、有名なお寺や神社の周りではお餅が有名なところもありますが、旅してきて疲れた …
-
バターは油脂の中でも風味が強く、料理に使われることも多い食材です。ただ、最近は高級品になってきて、マーガリンで代用する方も多いかもしれません。 バターは油脂ですから、カロリーが相当なものだというイメー …
-
卵は常に欠かさない、というご家庭が多いことと思います。物価の優等生とも呼ばれ、栄養価についてもタンパク質やビタミンなど豊富に含まれており完全食と呼ばれることもあります。 卵の調理法の定番の1つといえば …
- PREV
- チョコレート―高カロリーの理由は油と砂糖の塊だから
- NEXT
- とんかつ―衣のカロリーに気を付けて