こんにゃく―低カロリー食材の代表格は和に限らない!
投稿日:2017-03-07 更新日:
こんにゃくは低カロリー食材の代表格ですね。数年前まではカロリーがないとされていたほどです。価格も安く季節がないので手に入れやすいですし、おでん、煮物や炒め物などにも活用されるなじみ深い食材の1つです。
「数年前まで」と書いたのは、カロリーが全くないわけではないので食品標準成分表で公表されないのもどうか、という話になり、今はこんにゃくにもカロリーを記載するようになってます。では、こんにゃくのカロリーはどのくらいあるのでしょうか?また、こんにゃくを使ったちょい減カロリーアイデアとは?
こんにゃくのカロリー
精粉こんにゃく…5キロカロリー
生芋こんにゃく…7キロカロリー(100gあたり)
こんにゃくはこんにゃくいもから作られますが、主成分は炭水化物の中でも「グルコマンナン」という食物繊維のため、消化吸収がされずエネルギーになりません。そのため、ほとんどカロリーのない食材です。
精粉こんにゃくはその名の通り、こんにゃくいもをいったん粉にして「グルコマンナン」以外の成分を取り除いてから作りますから、生芋こんにゃくと成分が微妙に異なります。
粉にすると長持ちし一年中安定した品質で生産できるため、工業的な大量生産に向いています。それで最近のこんにゃくの多くは、精粉こんにゃくだそうです。
こんにゃくの味付けには注意
こんにゃくの食べ方で注意すべき点は、味付けです。というのも、こんにゃく自体に味がない上に染みづらく、さらには下ゆでしてアク抜きをしても少し臭みのようなクセが残ってしまうので、こんにゃくが入るレシピでは濃いめの味付けにしがちです。
こんにゃく自体にカロリーがなくても、砂糖やみりんなどの甘みや油を多用してしまうと、カロリーという観点からするともったいないわけです。
以前、テレビで実はこんにゃくは味が染みる食材だ、と取り上げられていました。その時もこんにゃくの食感が味を感じにくくさせる、とのことでしたので、意識して味を含ませることが重要になります。
味をしみこませる定番の方法はいくつかあります。
- 叩く(結合を弱くする)
- ちぎる(表面積を増やす)
- 乾煎りする(水分を飛ばす)
- 切り込みを入れる
- 調理してから長く放置する(冷める過程で味が染みる)
ひと手間入れる価値がありますので、こんにゃくを美味しく食べましょう!
こんにゃくのちょい減カロリー:いろんな味で試してみる
さて、こんにゃくを使ったちょい減カロリーアイデアですが「いろんな味付けで料理してみよう!」です。
こんにゃくは独特のクセもありますが、基本的にはこんにゃく自体の味は強くないです。それでいて食感が面白いという特長を生かすなら、レシピの幅が広がります。
こんにゃくをステーキのように焼くレシピや、こんにゃくを使った麺でペペロンチーノやカルボナーラ風の味付けの商品が有名どころですが、洋風の味付けも意外と受け入れやすい相性の良さです。
またチャプチェはしらたきで作るように、ごま油や唐辛子などでアクセントをつける料理にもよく合います。
そう考えていくと、様々な食材に合う可能性がまだまだ残されていますので、ぜひいろいろと試していきたいですね。
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執筆者:konjourney
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