ピーマン―空洞の野菜はカロリーも低め
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ピーマンは、以前は子供が苦手な野菜ランキングで上位に必ず入っていましたが、最近は苦みが少ない品種や、色鮮やかなパプリカがよくお弁当に使われて食べる機会が増えているために、徐々にランクダウンしているそうです。
ピーマンは、その色とほどよい苦みで食卓に上がる機会が多い野菜でしょう。では、そんなピーマンのカロリーと、ピーマンを利用したちょい減カロリーアイデアを考えていきましょう!
ピーマンのカロリー
食品標準成分表によると、ピーマンのカロリーは、生の状態で100gあたり22キロカロリーです。
ピーマンの中1個で30~40gといいますから、中1個あたりでは6~8キロカロリーとなります。ピーマンは中が空洞なので忘れがちですが、実野菜なので水分が93%と多く含まれますので、カロリーが低い野菜となっています。
ピーマン1袋は中1個が6個入りとしても、全部で約200g、44キロカロリーしかありません。
ピーマンはその形状からもカサが増えて多く見えるのですが、思ったほど量を多く食べるのは大変ですから、カロリーも低いのですが、緑黄色野菜に期待する栄養を摂るのも難しい野菜、と言えるかもしれません。
赤ピーマン・黄ピーマンのカロリーは?
では、赤ピーマンや黄ピーマンだと普通の緑ピーマンのカロリーと違うのでしょうか?
・赤ピーマン…30キロカロリー
・黄ピーマン…27キロカロリー
・緑ピーマン…22キロカロリー
わずかですが、赤ピーマンや黄ピーマンの方が高いカロリーです。これは緑ピーマンが未熟で、完熟すると色がついて赤ピーマンになるためです。果実と同じで、糖度が上がるわけですね。
さらに、完熟することによって、ビタミンAやCを筆頭に多くの栄養素が増えますので、栄養面から行くと赤・黄ピーマンの方が良いです。もちろん、値段が何倍もするので、いつもは買えませんけどね。
ピーマンとパプリカの違い
最近ではポピュラーになったパプリカですが、ピーマンとは何が違うのでしょうか?
実はピーマンもパプリカも、ナス科トウガラシ属と同じ種類に属しています。なので、実際のところ、明確な違いが定義されているわけではないようです。
一般的には、肉厚の品種が「パプリカ」として売られているそうです。
ピーマンのちょい減カロリー:加熱時間を短く
さて、ピーマンのちょい減カロリーアイデアですが、「加熱時間をできるだけ短くしよう!」です。
加熱時間を短くすると、シャキシャキした食感が残るので、十分にかむことができます。また、カサが減らないので、見た目にもボリュームのある料理となります。
ブームになった無限ピーマンも、レンジ加熱なので時間の調整は簡単だと思います。味の素のレシピ大百科によると、無限ピーマンの1人分のカロリーは74キロカロリーだそうですし、副菜の1品として重宝しそうですね。(リンクは味の素「レシピ大百科」のレシピのページです。)
子どもの頃には苦手でも、大人になれば大丈夫、という方も多いことでしょう。色鮮やかで手ごろなピーマンを上手に食卓で活用していきましょう!
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執筆者:konjourney
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